裕が待つ洋食レストランへ。
『ずっと、屋上に居たの?』
『うん。陵人とお喋りして昼寝し、良い時間を過ごしたよ。あの…さ!い…いや、何でもない。』
『気になるよ。何?』
廊下で会った教師の態度。
亜里沙に対する目。
『見た事もねぇ男が居たんだけど…知ってる?』
『もしかして…あの教育実習生の男性?その男性なら知ってる。ぶつかった人だと思う。凄く、優しそうな人だったよ。』
『ぶつかった?そうか!?聞きたかったのは、それだけ。今から連れて行く所は、洋食レストランなんだ。どうせ、1人だろ!?食べて帰る?』
『うん。でも、理の方は用意されてるんじゃないの?用意されてたら…』
手をしっかり握る。
『今日は、同窓会でお袋居ねぇんだよ。親父は、残業だし…』
『そうなんだ。同窓会、楽しんでるかな?』
周りの視線。
集中的に理に。
騒ぐ。
ヒソヒソ話。


