『私には“美しさ”なんてありません。ノーメークで地味で…“美しさ”の1つもない。秘めてる女性に頼んで下さい。後々、後悔するだけです。用事があるので…失礼します。』
『後悔すると思って、頼むと思う?自分が後悔すると思ったら、頼まないよ。君を見掛けて、声を掛けようとしたんだけど…彼氏なのかな?一緒だったから止めたんだ。今回の話があって、迷いもせず“O.K”出した。制服を見れば、分かるからね。確かめても良いんじゃないかな?』
『確かめる…ですか?』
頷く。
『自分の目で、写真を見れば…分かるはずだよ。突然、頼まれたら戸惑うよね?また、君に会いに来るよ。それまでに、考えて欲しい。君以外の子に頼もうとは思っていない。君一筋。返事、待ってるよ。』
会釈をし、
体育館を後にする。
女性教師は、
何も言わず肩を軽く叩き微笑むと体育館を出た。
返事を待たす側。
自分を知る為には、
良い機会なのかもしれない。
迷う。
私みたいな子の写真を見たいと思うかな?


