エガオノホシ





お互い、
軽いお辞儀。







『あの、私に…』







男性が真正面に。

じーっと。



戸惑い、
目を背く。







『君…モデルになってくれないかな?』







『えっ!?』







『実は…僕の写真展が開かれるんだけど、たった1枚だけ撮れていない。それは、女性の美しさ。それを、君にお願いしたいんだよ。』







私を?


誰かと…間違ってる?







『あの…美しい女性は、たくさん居ます。誰かと間違われてるんじゃないですか?私は、その…違いますし…』







『森口さんは、自分の事…もしかして、低評価してませんか!?』







何で?







『そう思ってるんだね?それは、間違ってるよ。君は、自分の事を低評価する必要ない。一番に分かってるのは、周りじゃないかな?僕も、その中に入る。』







『あの…何が言いたいのか!?分からないんですけど…』







両肩に手を乗せ、
微笑む。







『要するに、君は…僕の探してた“美しさ”を、持ってる人物だと言う事だよ。』