『俺、教育実習生。まだ、その“先生”には慣れてなくて…ごめんね。』
『い…いいえ。』
お辞儀した後、
急ぎ足。
亜里沙の後ろ姿を、
じーっと。
突然!
肩を叩かれ驚き振り向く。
目の前には、
男子生徒。
『そんなに、驚かなくても!!女子高校生に、手を出しちゃダメだよ。犯罪。それに、アイツはダメだから!』
『それは、どういう意味?何が、ダメなんだ!?』
『知らないんだ!?アイツには、彼氏が居る。それも、怒らせると厄介な奴。教育実習で期間付きだけど、変な気を起こしちゃダメだよ!!』
『問題起こせば、教師になれなくなるだろ!?そんな事しない。』
『でも、アイツを見る目は…ヤバかった!』
笑みを浮かべると、
その場から離れ体育館に急ぐ。
『彼氏、居るのか!?厄介な奴?ムカツク』
呟き、
心の中は…
その様子を見つめる人物。
近付く。
『そんなに、あの子の事が気になる?その呟き、そう聞こえる。』


