『すみませんが…実は、こちらの生徒さんに気になる子が居て…その子に、後で会わせて欲しい。会わせて貰えますか?』
プロのカメラマン男性が、
問う。
『誰ですか!?』
体育館の中は、
盛り上がる。
次から次へとアピール。
ダンス。
歌。
クラス代表者・大久保沙智が登場。
ハリキリ過ぎるメーク。
クラスメート達は、
唖然。
『あれじゃぁ~優勝は、無理ね。代表者が、あんな子って!恥ずかしい。帰らない?時間が勿体ない。それなら、男子の言う通りに亜里沙のイメチェンの方が良かったかもしれない。もう、遅いよね?』
亜里沙を注目。
『皆!分からないよ。もしかしたら、沙智が優勝するかもしれない。』
『亜里沙、本当にそう思う?あれじゃぁ~無理よ!クラス代表者が、あれでは…』
何も言えない。
『沙智は、クラスメートだよ。応援しようよ。今回は…お化粧が、いつもより派手になっちゃったけど…普段は、綺麗じゃない。羨ましいぐらい。応援してあげよう。ねぇ!』
『亜里沙は、優しいね。本当に、良い子。分かったわ。仲間だし、応援しよう。』
微笑み頷く。
亜里沙を、
撮る。
隠し撮り。
誰も、
気付いていない。


