『連れて帰れ』
『ごめんなさいね。後の事は、私に任せて!イジメないように約束させるわ。』
強く腕を掴み引っ張りながら教室を出る。
『私の為に…ごめんね。』
『謝らなくても良い。周りが俺の本気を信じようと信じまいと関係ない。お前だけが、感じてくれたら良い。俺とお前だけにしか分からないんだし…それだけで、充分じゃない?』
『う…うん。』
腰に手を回したままの理と引き寄せられている亜里沙の姿を羨ましそう見つめる女子達。
『おい!いつまで、くっついてるつもりだよ!!お前の本気は俺達に、十分伝わってるから。だから、いい加減離れろ!』
渋々。
『青井、そろそろ…教室に戻れよ!いつまで、ここに居るつもり?』
亜里沙を見て、
『次の休み時間、屋上に来て欲しい。』
耳元で。
頷く。
教室を出る理の後ろ姿を見つめる。
『亜里沙…もし、青井君に捨てられたら言ってね!私達にも、チャンスが廻った事になるから。』
『理が、亜里沙を捨てる訳ないじゃない!!バカな事、言わないで!』


