エガオノホシ





『お前だけが、遅刻させてしまう訳にはいかない。昨日のお前が感じた視線が気になるからそっちに行く。お前も、こっちに戻って来い。そうすれば、お互いに姿が見えて安心するだろ!?』







『うん。じゃぁ~今から向かうね。』







電話を切り、
引き返す。







視線?

強い視線を感じる。


立ち止まり周りを見回す。

人が多くて分からない。





気のせい?





首を傾げ、
歩き出す。







歩いても歩いても、
視線は変わらない。



気にし過ぎての思い込み?



考える事を止めよう。







理の姿を見つけ、
駆け寄る。





『理、おはよう。』





気付かれないように、
笑顔を見せ隠す。







『また?』







『えっ!?』







『隠してるつもりでも、俺には分かるんだぞ!また、感じた?』







手を繋ぎ、
学校に向かう2人。







『隠せないね。でも、気にし過ぎての思い込みじゃないかな?そう思うんだ。もう、気にしないで!』