エガオノホシ





『図書室での本探し。その後、運ぶ事も頼まれたんだけど…遅くなるから運ばなかったよ。手伝いは、それだけ。』







『そうなんだ!本探しぐらい自分ですれば、良いのに!!』







『1人では、無理だよ。探す本…何冊もあったから。』







学校に近付くと、
校門前には女子高校生達の群れ。



誰を待っているのか!?
検討付く。







『朝から凄い!毎日、大変ね。まぁ~あの彼なら仕方ないよね。』







校門前に群れる女子達から人気のある彼。







その彼が、
昨日…

あの出来事は、
何もなかった事に。







女子達の容姿に比べての私は、
最低としか言えない。



それなのに、
どうして彼は…あんな事を?







ナゼ!?







『皆、綺麗な子や可愛い子ばかり。』







『綺麗?可愛い?あんなの普通よ!』







『そうなの?』







『まぁ~彼に会う為に、力を入れたんだと思うわよ。けど…力入れ過ぎ。彼も、そこは分かってるはずだわ。』