亜里沙の方に歩み、
抱きしめる。
『理、どうしたの?』
『確かめてるだけ。後…抱きしめたかった。誰にも、触れさせたくない。』
『あ…ありがとう。照れるよ。』
抱きしめ合う2人。
体を離し、
微笑み合う。
鞄を持ち、
手を繋ぎ部屋を出る。
リビングを通り過ぎ、
玄関へ。
靴を履く。
リビングから理の母親が駆け寄り、
『弁当、忘れてる。亜里沙ちゃんの分もあるからね。』
差し出す。
受け取り、
『すみません。お世話になりました。』
お辞儀。
『また、来てね。勿論、泊まりに。』
『はい。』
もう1度、
お辞儀。
玄関を出る。
手を繋いだまま。
『このまま、学校に行っても俺は構わないけど…少し、日を置いてからにする?』
『慣れなきゃいけない。大丈夫。』
不安。
でも、
一緒に居たい。
『俺が、側に居るから。手を繋いだまま、行こう。』
頷き、
強く手をしっかり握り学校へ。


