『幻じゃなかったけど…やっぱり、ヤバイよね?』







『何が?』







『それは、今の…状態。男女が一緒のベッドの中って!良く、我慢出来たなって!凄く、思う。』







何を言いたいのか!?
分かると…



赤面。







『急に…変な事、言わないで!』







『本当の事。本心。俺は、男。愛する人が側に眠ってたら…分かるだろ!?』







目を背ける事が出来ない。







『亜里沙、俺…』







『理…』







じーっと見つめる亜里沙の頬に手をあて微笑む。







『ごめん。変な事、言い出して…俺、変だよな!お前と一緒にベッドに居るって!思うと…何か…』







『ううん。返事じゃないよ。お…同じだったんだね。』







『えっ!?同じ?』







『うん。私も、同じような事を思ったような…一緒のベッド、そうなるもんね。でも、一緒のベッドでも…そう思う気持ちは、その時だけで…気のせいって!事もあるよね?』







眠たそうな亜里沙の姿。



寝ぼけてる?







『亜里沙!自分から俺に問いかける言葉、何だったか!?分かるか!?』