『化粧した私を?でも…メーク道具、持ってないよ。』
『真純が、持ってるだろ!?』
話そうか!?
迷う。
隠す事は…出来ない。
『理、私…話してない事があるんだ!お化粧の件なんだけど…実は、私…1度だけ、化粧した事があるの!真純に頼まれて…隠してて、ごめんね。』
『謝る事ないよ。真純に、何を頼まれた訳?写真?』
『う…うん。真純の従姉妹が、写真家を目指してるみたいで!試し撮りさせて欲しいと…それなら「化粧した方が良い。」と言われて、断ったんだけど…何回も、頼まれてしまって…』
『それで、協力する事になったんだな。その写真は、貰ったの?』
『ううん。貰ってない。何か…失敗したとかで!日光が入って、渡せる状態じゃないって!言われたのよ。それ以来、何も…見たかった。残念。』
可笑しい。
失敗したとしても、
1枚ぐらいはあるはず。
『本当に、残念だな。俺も、見たかった。真純に頼んで、化粧して貰おう。写真撮って、待受画面にする。毎日、見れる。』
『ダメだよ!恥ずかしいよ。待受画面にする程じゃない。日光が入って、失敗するぐらいカメラは正直。嫌だと言うサインなのかも。』
『そんな訳ないだろ!?何で、撮り直しをしなかったのかな?とにかく、待受画面にするからな!』


