鬼龍‐金色の覇者‐




「おい…。まさか。」


「いや、流石に…。」



冷や汗をかきながら、ゆっくりと建物の裏の道に顔を覗かせる。

そこには……。


泣きじゃくる女を抱きしめあやす姫蝶の姿。
その足元には、顔にあざを作った男が三人転がっていた。



「……。」

「……マジか…。」