「冗談!!
お前、すぐ騙されんな」

顔をくしゃくしゃにしてまた笑う彼に

「もう、清水くんてば~!!」

私も自然と頬が緩んだ

それから私は、洗濯をしようと洗面所に向かい、家のことをし始める

清水くんはと言うと、ソファーでゆっくりしている

最近はこんな風景がよく見られる

特に何をする訳でも無く、二人で静かな空間を過ごすのが、とても居心地いい

あらかたの家事が終わると、テレビを見ている彼の隣に腰を下ろした

「清水くん、今日の夕飯何がいい??」

「あー、そうだなー…
味噌汁食いてぇな」

「うん、わかった」

そう微笑み立とうとした瞬間、腕を引っ張られた

「えっ!?清水くん!?」

すっぽり彼の腕の中に収まる、私

急にこんなことされて、びっくりする