「頬、大丈夫か??」
うどんを持っていない手で、私の頬を撫でた
その行為が恥ずかしくて、私はうつむき小さい声で返事をする
「あ、ありがとう…」
「そか、なら良かった」
手を離した彼は、チュルチュルとうどんを食べる
「あ、あのね、清水くん
さっき武蔵くんから、毎日食堂で買ってるんだって??」
「ん、そう」
「もし良かったらなんだけど、月曜日から私がお弁当作って来てもいいかな??」
毎日の昼代って結構するし、栄養的にも悪いと思うし…
「マジで!?」
「うん、味は保証できないけど…」
「チョー嬉しー♪
楽しみにしてるわ」
ニコニコと笑う清水くんを見て、胸がキュンとなる私は相当清水くんが好きなんだなと実感する
「うん、じゃあ作ってくるね」
ニコニコと笑う清水くんにつられて、私も微笑んだ
そんな中、チャイムが鳴る
「あ、やべ」
まだ半分くらいしか食べていない、清水くん
「大丈夫??間に合う??」
「うん、楽勝」
大丈夫か心配だな、と思いながら私は、遠くの方で武蔵くんと一緒にいた優美と教室に戻った
