「初めまして、近藤春樹です
良かったら、細川さんも一緒に食べますか??」


「もう、“細川さん”とかやめてくださいよ~
年上のお兄さんからそんな呼び方されるとか、違和感ありまくって死にます」


結花は冗談かけて、けたけたと笑う


あまりのテンションの高い結花に圧倒された春樹は困った様子で、私に助けを求めるかのように見つめてくる


それはまるで、初めて私が結花と出会った中学の頃の様で、私も可笑しくて笑った


「ふふっ、相変わらずだね、結花は」


「えへっ、そうかな~」


別に誉めた訳ではないのだが、と思いつつ、既に席に腰を下ろして昼食を採っていた、爽さんの前に座った


「何だ、人が増えているな」


「あ、私の友達です」


「結花でーす
よろしく、お兄さん」


「お兄さんと呼ばれる筋合いはない」


ちゅるちゅるとパスタを吸い上げて、無表情で言い放つ