──ガチャ
「ただいま~」
「ただいま
一昨日ぶりだ」
9時前に自宅に着いた
部屋の中は凍えそうなくらい寒いので、エアコンを付ける
「これ、時間かかるまでがさみぃな」
「あ、温かい飲み物作るね」
いつもの飲み物を作っていたら、だんだんと暖かくなってきた部屋の中
ちょうど飲み物も出来て、それを持って翔くんの隣に腰を下ろした
「…あったけ~
生き返る」
「ホントだね~」
「りりか」
「ん、何??」
「これ」
と渡された小さな箱
「……もしかしてクリスマスプレゼント…??」
クリスマスプレゼントを貰うなんて、何年ぶりだろうか
母親が亡くなって以降、そんな物を貰った事が無かった
嬉しい…
そう思うと自然と涙が溢れてきて…
そんな私を優しく翔くんが抱きしめてくれる
「…こんなもんしかやれねぇけど、それでもお前がいいって言うなら、毎年やるよ……」
「……っ…うん…!!
…あり、がとっ…!!」
ギュッと彼の背中に腕を回して、コクコクと頷いた


