「さぁさぁ、二人の席はここだよ~」
お店の奥の角の方に案内された
「クリスマスで賑わっててすごいですね」
店内に、カップルや家族などで大繁盛
「そうだね~
来てくれたお客さんには、景品も用意してたりしてるからかな」
「わぁ、そんなのもあるんですか!?
今からすごい楽しみです!!」
「それは良かった♪
注文決まったら呼んでね」
そう言うと晃さんは、裏方の方へ言ってしまった
「俺これにするけど、りりかは??」
ん、と渡されたメニューを見る
「私はこれ」
注文を晃さんに伝えて、いろんな話をして待っていると運ばれてきた
「カルボナーラのセットのお客様~??」
「あ、はい、私です」
目の前に置かれた、カルボナーラ
美味しそう
「ハヤシライスはやっぱお前か」
ゴトン、と翔くんの前にハヤシライスが置かれる
「じゃ、ごゆっくり~」
そして、二人で合掌して食べていると、ん、差し出された、ハヤシライス
「一口食ってみろよ
ここのハヤシライス、マジ絶品だから」
パクリとスプーンに載せられたハヤシライスは食べて私は目を見開いた
「…美味しい…!!」
「だろ?」
ニコニコと微笑む翔くんを見て私も頬が緩んだ


