そらから約一か月。

期待してた言葉が悪夢に変わっていった。

運命だと信じてた自分が急に

バカらしくなっていった…。

あれからほぼ毎日彼を探していた。

なのに…


いない、いない、いない。

「地元の人じゃなかったのかなー?」

「愛奈、あきらめるなー!」

「だって…」

「だってじゃない!」

「…。」

「運命っておもったんでしょ?」

「…うん」

「だったらあきらめるなー」

「…わかった!もう一回探す!」

唯香の言葉に背中をおされた私は

また出会った場所を一通り

探すことにした。