あれから約二か月。
涼とは相変わらず喧嘩もなく
幸せの日々を送っている。
不安をのぞいては…
「えー、それって怪しい…。」
唯香は大きな声で私にいった。
付き合ってからとゆうもおの、
涼とはなかなか会えなくなっていた。
それどころか涼が私との約束を破って
女の人と歩いている姿を何度か
見かけている。
毎日不安そうにしていた私を見て
唯香は彼との約束を断って
話を聞いてくれていた。
「そーれ、絶対浮気だわ!」
「でも会社の部下とか…」
「あんたばか?」
「だってえー。」
「調べた方がいい。」
「どうやって?」
「一回彼がねたらケータイみなさい。」
「絶対いや!」
「だったらこのまま騙されっぱなしでいいの?」
「それは…。」
「いい?綺麗事だけじゃ恋なんて
できないの!わかった?」
唯香のゆう通り。
このまま綺麗に信じても結局
泣くはめになるかもしれない…。
私は「わかった」と言って
唯香と解散した。