その姿を見ていると、海鈴さんの背後にある壁一面の窓が私の目につく
ん?なに…あの大きな窓
そう言えば、今更ながらに自分が見慣れない部屋にいて異様にフワフワのベッドにいることに気づく
あれ、てか、ここ、どこだろう?
当たり前の質問に立ち上がる海鈴さんを見上げるとニコリと笑顔を向けられる
「どうしたんだい?」
「いえ、あの、ここはいったいどこですか?」
熱をだし、倒れた私を運んでくれたのは分かるけれど…
なんか、西洋のお嬢様が住んでいるような内装にキョロキョロと見渡していれば海鈴さんは口をひらく
「ここは、僕達の世界。深界(しんかい)だよ」
「深界?」
「天界、神様の世界って言えばわかりやすいかな」
「……え」
「倒れたあとに、キミを運んだ。急がないといけなかったからね」
そう、だった…んだ…どおりで。この内装をみれば理解はできる
天界か…本当に来ちゃったんだ。想像していたとは違い、人間とあまり変わらないんだな
意外と慣れ親しめそうな雰囲気にホッと肩をおろせば海鈴さんは何かを思いだしたのか手を叩く
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