それから、私はどうなったの?なんで、記憶がないの?
当たり前に考え付く疑問に、首を傾げると彼はそれが分かったのかクスリと笑いながら身体を離す
「随分、混乱しているね」
「…あ」
「いのりはね、この二日間のあいだ、ずっと熱を出し眠っていたんだ」
「熱を?そ、そう…なんですか?」
「そう。まぁ、突然倒れたから記憶はないだろうけど。雨のなか、走り回ったせいだね」
「……」
そう言い、彼もベッドに座る
「だけど、目をさましてくれて良かった。あ、僕の名前はわかるかい?」
「龍神…じゃなくて、海鈴、さま…?」
「そう、当たってるけど、様はいらない」
「でも、神様…ですし…」
なんか、神様を呼び捨ては…バチが当たりそう
「まぁ、神様だけど見た目は人間と変わらない。だから、同じようなものだ」
「う、んー…」
「どうしても嫌なら、さんでもいい」
「それなら、えっと…海鈴さん?」
「うん、それでいい」
私の頭を軽く撫で海鈴さんはさらっとした綺麗な髪の毛をなびかせながら立ち上がり私を見下ろす
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