二重人格神様






「あっ、大丈夫かい?」


「あ…は…はい、すみません」


あれ?どうしたんだろう。立ち眩みだなんて…


視界がぼやけ、なんだか気持ち身体が重く身動きをとらないでいれば



彼は抱き締めたまま片手で額を触り"んー"と、唸る


「………?」


「熱はないみたいだ…けどまぁ、2日も寝たきりだったから…立ち眩みかもしれない」


「……?」


え?2日…も?


起きたばかりで、意識がまだはっきりしないなか


2日と言う言葉に、記憶を巡らせると…



「……あっ」


まるで、走馬灯のようにあの夜の出来事が蘇ってくる


そうだ。あの彼らから私は逃げ、龍神様である海鈴様に守ってもらう約束をした


そして、それで…海鈴様の世界に行こうとなり


わたしは…わたしは……あれ?



そこからの記憶が全くない。