グラッ―… 「……あ」 突然、視界が揺れ手を触る前に頭に激痛が襲う 「え、どうしたんだい?」 「…う」 な、なに…この痛み 額をおさえ顔を歪めるわたしに彼は近付き肩にふれる けれど、そんな行為もむなしく彼の声もだんだんと遠くなっていきクラクラする… しまった… 助かると安心したせいか気が緩み意識を保てない 「いのり?僕の声が聞こえる?」 「………っ」 「いのり?」 「……う」 「…いのり」 その言葉を最後に私は意識を失ってしまった――… ・