――――…
―――…
「はぁっ…はぁっ」
そして、私はとにかくがむしゃらに走った
雨が服を濡らし気持ち悪いし裸足のせいか脚も痛い
だけど、立ち止まるわけにはいかない
掴まったら、命がない
そんな思いで、数メートル間隔である街灯の光だけを頼りに走り
「…はぁっ…はぁっ」
息を潜めながら、草むらに身を隠れていた
「おい!女はいたか!」
「いや、見当たらない。雨のせいで匂いもわからねぇ」
「ちっ…逃がしたら俺達の命がない!急げ!」
「はっ!」
ビチャ、ビチャと水溜まりを踏みだんだんと遠ざかる足音
「はぁっ…」
いっ…た?ガサッと音を立てないように覗けば彼らの姿は暗闇に慣れた私の目には写らない
よ、良かった………
ドサッと足から崩れ落ち、身体を小さくしながら身を更に隠す
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