良かった。心配して損しちゃった。帰ってきたじゃん
下駄箱にある鍵を握りガチャガチャと鍵をあけ
ドアに手をかけ、なんのためらいもなく開けると―…
「お帰りなさ…って、あれ?」
そこには、おばさんではなく。オレンジ色の光を輝かせる提灯に黒い帽子つきのマントを被る数人の人がいた
「……?」
帽子と暗闇のせいか顔は見えなく、不気味なオーラを漂わせる人
な、なに…この人たち…
「あの…どちら様…ですか?」
顔は見えないし、誰かは識別出来ないけれど…
初めて会う…そんな感じがし開けたドアを少し閉めると
不意に手が伸びて、ドアを力強く押さえる
「えっ」
「村瀬いのり…か」
「……え」
低くドスのきいた声が私の名前を呼ぶ
な、なんで名前を知ってるの?しかも、苗字まで…
「あ、の」
「村瀬いのりか」
「え…は…ぃ…そうです。あの、いったい何の用事…って…あっ」
ドンッとドアを叩かれ、そのまま少し閉めたはずのドアが開きマントの集団が泥で汚れた脚のまま玄関に入ってくる
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