二重人格神様




また、だ。この違和感…


「………」



その感じた違和感に一気に不安になる。


目の前にいるのは海鈴さんだ、それなのに心臓がやけに速く鼓動を繰り返し、思わず息をのむと


海鈴さんは柵越しに私達に近寄り腕を組ながら見下ろす



「…あ」



その姿をみて、分かった。感じた違和感の正体が



それは…海鈴さんが、私とライを写す瞳が美しいブルーではなく



月に似た金色の瞳だ



「…っ」


この瞳、みた覚えがある。この瞳をみるたびに海鈴さんが海鈴さんじゃなく感じた



まさに、今も…感じていて…



「海鈴…さん…?」



な、の?



そう、恐る恐る言うと、フッと鼻で笑い微笑む



「なんとも、まぁ…実に愉快な状況だな」


「…え?」







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