この人…とことん私を信じてくれないんだ
何回も言っているのに…
「私は、知りません…」
「だーかーら!だから、だから!その返しは聞き飽きたんだよ!!」
「本当です!」
嘘なんかじゃない
頑なに事実だと言い張る私にライは一瞬視線を反らしその鋭利な物を更に私に近づける
「やっぱりムカつく。人間の分際で海鈴様の花嫁になりあの方にも手を差し伸べられるなんてな」
「……」
「つか、お前さ…本当に人間なのか?」
「え?…あっ」
柵越しに手を伸ばし、そのまま胸倉を掴み引き寄せられる
「シャカ様はな、何も興味がないんだよ」
「…っ」
「力がありながら、無欲にも使わない。なぜって?それは飽きたからなんだよ、生きることに。だから常に見ているだけだ」
「ちょ…う…くる…しっ」
苦しいよ…胸元を掴まれてるせいだろう、もの凄く苦しい
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