「出して…っ」
「は?」
「お願い!」
こんな場所にいたくない。
いるだけで恐ろしい、邪念を感じると言うかここは何か嫌な感じがする
無論、閉じ込められて手足に錠があるからなのかもしれないけれど
それ以上になんか、いやだ。さっきみた、獣のような傷痕
きっとここに、何かを閉じ込めていた。けど、理由があって今は、いない
その獣に私を始末させるつもりなんだ
「お願いです!さっきの話のことなら、本当に知らないんです!信じて下さいっ」
重い錠を引きずりながらライに近付き鉄の柵を握る
「そう言われてもなー、お前、人間だし」
「…っ」
「どうせ、海鈴様から聞いたことあるんだろ?この世界のはじまりを」
「…」
それは…あの戦争のことだろう
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