二重人格神様




「…あ」


それは、さっきまで見えていなかったもの


私とライと老人の間に鉄のたくさんの棒


少し太く頑丈な棒に背後には硬く冷たい石の壁


うそ……


ここ、本当に牢獄だ。

所々ある赤い染みに、壁に出来ている獣が引っ掻いたようなあと


な、なにこれ…


とてつもない恐怖を感じる、ここに何かがいたような、恐ろしく、おぞましい感覚に身体が震える


でたい、いやだ、こんな場所


頭がパニックになりそうで、ライに近づこうと走りだした時




「や…やだ、出してくだ…きゃっ」



何かが足に引っ掛かり、そのまま私の身体が硬い地面に叩きつけられた



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