「あ、あの、本当に止めて下さいっ」 むかしから、そういう乗り物は大嫌いで避けて来たのに! 「しつこい、おまえの言うことなんか、きくか!」 「あ、いやっ…ひゃ」 そんな変な声が出た瞬間、ライは片足に力をいれ、勢いよく部屋から飛び降りた その後のことは、覚えてない 飛び降りた瞬間から、私の記憶はない そう、私は情けないことに気をうしなってしまった .