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その数分後、ある部屋に二人の男がいた
「わかった。では、帰ったら至急、私の配下を向かわせる」
「悪いね。助かる、空からのほうが速いからさ」
数分間、彼らは人間界に存在する離島で生物の保護について話しあっていた
ある島の珍しいピンク色の海豚が群れを離れ怪我をしているとアレスの配下から連絡が入り
その海豚の保護に紫音の部下を貸して欲しいと言う話し合いだ
「あぁ、気にすることはない」
手にしていた紙切れをテーブルにおき、紫音はなれた様子でサインをすると海鈴にそれを渡す
「報告書、忘れるな」
「わかってるよ、紫音」
紙を受け取り、それを胸ポケットにしまうとそれを見た紫音が口を開く
「ならいい。それより、先ほどの花嫁、人間か」
「え?あぁ…まぁ、ね。可愛いだろう?初なんだ」
海鈴がそう言うと無表情の顔が嫌そうに変わりため息をはく
「…そんなことは、どうでもいい」
「あ、そう?」
「ただ、海鈴が間の花嫁など、珍しい」
「………… 」
紫音のその言葉に海鈴は素早くほほえみ、頭を傾げる
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