二重人格神様





「お前、悪いと思ってないな」


「そんなことないよ、それより、久しぶりだね。花嫁ちゃん」


「…!」


私の肩に手を回し、軽く引き寄せられると海鈴さんの顔が近付く


ちょ、ちょっと!


「か、海鈴さん」

紫音さんの前でなにをするの!


「あの、近いですから…っ」

「大丈夫。僕は気にしないよ。それに8日ぶり、だね。寂しかった?僕は寂しかったよ」


「…っ」


な、なんなの?いつも以上に近い距離と甘い言葉に身体が熱くなってしまう

まるで、紫音さんに見せつけるような態度


絶対に、おかしい。海鈴さん、いつも優しくて甘いこと言うけど、こんなにベタベタとすることは少ない


「か…海鈴さん、わかりましたから…とりあえず離れて下さい」


「どうしだい?花嫁なんだから、いいじゃないか」


「そういう問題じゃ…ない…って、え…」


彼の瞳を睨みつけ、離れようと視線をあわせると…



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