「教えて…」
「…え?」
「貴方は…誰なんですか?どうして、いつも私の夢に出てくるんですか?」
「…」
そう言うと声の主がクスリと笑う
「それは…ね…約束だから」
「約束…って…な!?」
……え…
そのとき、背後から何かに抱きつかれる感覚が私を襲った
金縛りにあったかのように身体が動かない、何かいるのは確実なのに振り返ることが出来なく固まっていると
「約束なんだよ」
また耳元で声がした。それでわかった。背後の人物が知らない声の主だと。
「約束なんだ…」
「…やく…そ…く」
「そうだ」
「……」
「キミの…母親とのね」
はは…親?
「え…それ「残念、時間切れ」」
「え!?…あ」
その瞬間、水中に引き込まれるように身体が落ちていく。
そんな、待って…こんな大事な時に…
「ま…て」
思いきり手を伸ばし桃色の睡蓮の花を掴むと目の前が真っ暗になり、身体が重くなっていく
嘘、でしょう…いやだよ…せっかく、声の主が分かる所だったのに…
「だ…め…」
「さようなら…いのり」
「いや…」
「また、会おう…」
「だ…め…っ」
「……」
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