まったくわからなかった。最初もそんな感じしなかったのに
そんなことを思いながら、私はその後、アレスの手当をうけ再び包帯だらけの腕になってしまったのであった
「…あー、あ」
時、同じくして部屋を出た呉羽は先ほどのことを考えながら歩いていた
「普通、庇わないだろう。バカかあの女は、どこかのオオカミの花嫁にそっくりだ」
何を思いだしてるのだろう感情的な顔なのに感情が読めない顔に呉羽はため息をかく
「まあ、グレンを手なずけただけが理由じゃなって意味か」
そういい、手当をした時についたのだろう、手に残ったいのりの血を眺め不気味に微笑み
しばらく眺め、そのままペロッと口に含めば呉羽の動きが止まる
「……え」
信じられない、そう言いたいのか、言葉すらも出ないのか
動けずに立ち尽くしていると…
「呉羽様、私たちの花嫁を助けてくれて感謝するわ」
正面にはフェイランがいた
「フェイラン…」
突然の彼の登場に、呉羽は息をのみこみ、すべてを納得したように微笑む
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