「あ…呉羽…さま?」
「…?」
「久しぶりだな、グレン」
「あ…う、うん!」
ドアを勢いよく開け、呉羽さんに抱き付くように飛びつくと呉羽さんはグレン君の頭をなでる
「お前、見ないうちに大きくなったな」
「そうだよ!僕、三センチ身長伸びたんだもん」
「三センチ?ばーか、まだまだちびだ」
「そんなことないもん!いつか呉羽を抜くんだからな!」
「呉羽じゃないだろ、様をつけろ、海鈴にちくるぞ」
「うっ」
「………」
私なんか置いてきぼりで仲良く話す二人。この二人…かなり親しいのかな?そんな疑問をもつと不意に呉羽さんがグレン君の前髪を触る
「つか…お前、この前髪どうしたんだよ」
「え?」
「……あ」
「あんなにいやがってたよな、切るの。どうした」
「これは、その…いのりが切ったんだよ」
「いのりが?」
私を見つめる呉羽さんの瞳が真偽を図ってる
「あ、は、はい。そうです…」
「へぇ…」
「似合うだろう?ちょっと曲がってるけど、気に入ってるんだ!な!いのり」
呉羽さんから離れ、私に抱きつくとニコニコしながら見つめてくる
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