二重人格神様






何をされるかなんとなくわかった。海鈴さんはこうゆう時、必ず頬を触り私の瞳を見つめて言う


「いのり、キスしていい?」


って…ほら、やぱっり…


「…う、ん」



そんな誘いに弱い私はつい頷き瞳を閉じると、彼が近づきチュと触れるだけの口づけが落ちた


「どうしてだろう」


「?」


「いのりとキスをすると、もの凄く力があふれてくる。人間の願いをかなえるより…強い力が」


「…ん」


「本当に不思議だよ。まるで、いのり自体が僕たち神の力の源みたい…だ」


「…あ、の…んっ」




繰り返される、優しいキス。決して熱く情熱的ではないけれど


触れだけのキスは凄くじれったくて、ドキドキして、胸がいっぱいになっちゃう



「海鈴さん…んっ」



「いのり」


「は、いっ」



「このまま、さ」


「んっ」


「君を抱いたら、一生分の力を得られるかな」




唇を話し首筋を伝い胸元に海鈴さんの唇が移動しながら触れる


「ちょっ、海鈴さんっ」


「抱かないって、昨日言ったけど、ちょっと試してみたくなる」


「…っ」


「嫌なら、言って。やめるから」



胸元に感じる海鈴さんの唇は唇に触れる時とは違う


ど、どうしよう…い、いやじゃない


昨日だって、覚悟して言ったんだもん



で、でも、今は…