「小鳥ちゃん、そのアザ…今日の?」
「え?」
あざ?
頭を撫でた手をみれば、アレスに手当てをしてもらった跡
「あぁ、は、はい…」
「痛くないの?てか、身体中凄いじゃないの!さっきは頬の傷が目立ってたからわからなかったけど、大丈夫なの?」
「だ、大丈夫ですよ。アレスが綺麗に手当てしてくれましたから」
「本当に?アレスは男じゃない!隅々までは手当てしてないでしょ?あぁ、こんなことならあの時、アレスに任せないで私がすれば良かったわ。内心心配してたんだからね」
「……」
し、心配してくれてたんだ…嬉しいけど…フェイランさんも男でしょう
アレスで良かったよ。なんて言わないけど
素直に心配してくれたことは嬉しく、私は頭を下げる
思えば、あの海鈴さんに押し倒されたときフェイランさんがいて助かったみたいなものだし
「フェイランさん」
「ん?なぁに?」
「なんか、今更ながらですが、今日はありがとうございました」
「あら、いいのよ。ん?てか、私は素直に公開プレイはいかがなものかと思ったから、邪魔したのよ。あいつらに襲われたかと思いきや!まさかの海鈴様だったからビックリよ」
「あ、はは」
「それに、なんか2人微妙な空気だったし、海鈴様も小鳥ちゃんのこと心配して飛び出したのに、なんか怪しいから喧嘩かな…って、あ、なるほどね! 」
「へ?」
大きく頷き、怪しい笑みを浮かべながらフェイランさんは私に本を押し付けてくる
「はい、これパース!」
「ちょっ、フェイランさん?」
ずっしりとした、意外に重い本
・


