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「はぁっ、行くなんて…言った、けど…どうしよう」
数分後、私は海鈴さんの部屋の前を行ったり来たりしてた
仲直りって、言うのもおかしいけれど、海鈴さんと話してくるって決めたのに
いざ、彼の部屋を前にドアを叩けない
緊張するし、会ってなにを言えばいいかよくわからないし…
思い切り手を振り払ったし…怒ってはいないだろうけど、きっといい気分ではない
「…」
わたし、こんなに小心者だったかな
小さな時から、お父さんと2人だったからそれなりにはたくましいと思うんだけどな
こうゆうことには、どうやら疎いみたい
「…」
海鈴さんの部屋のドアを見上げれば、やはり開ける勇気なんか出てこなく
つい、ドアに寄りかかり窓から下弦の月を見上げる
何回もはいった部屋なのに、彼がいると思うだけで何も出来ないのは
きっと、海鈴さんを好きって分かったからだろう
好きだから、会うのにドキドキしちゃう


