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「ありがとう、いのり。助かったよ」
「いえ、いいんです」
約2時間後、私はやっとの思いで病院に到着すると看護師さんに案内されおじさんに荷物を渡した
「わざわざすまなかったな」
「おじさん、気にしないで。それより、怪我は大丈夫なの?」
近くにあった椅子に座ると、おじさんはテーブルの上にある紙パックのジュースを差し出しそれを受けとる
「ありがとう」
「いや、それにしても怪我は見ての通りだよ」
布団をめくると、痛々しいギブスが見える
「わぁ…これ、しばらくは退院出来なそう?」
「1週間は安静みたいなんだよ。悪いね、いのりが来たのにこうなってしまい」
「いいよ。気にしないで、あ…いただきます」
ストローさし、ジュースを飲むとおじさんはうなだれたように息をはく
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