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「なによ、その仏頂面」
「…………」
時同じくして、黙々と不機嫌なオーラを振り撒きながら歩く海鈴にフェイランは相変わらず笑顔で話す
「だって、仕方がないじゃないの。小鳥ちゃん、嫌がってたんだもの」
「当たりまえだ。嫌がらなくちゃ、楽しくない」
「うわっ、悪趣味!」
「…フェイラン」
ギロと睨み付けるのに、フェイランは気にしないのかクスリと笑う
「ふふ、ごめんなさい。でも、いいの?あんなことして」
「…なにがだ?」
「だって、あなたのこと絶対に不振に思ったわよ?あなた、何回か小鳥ちゃんの前に、現れてるみたいだけど、今回のはまずいわよ?バレちゃうじゃないの」
「別に秘密じゃない。そう思っているのは海鈴だけだ」
「ん、まぁ、そうねー…」
顎を触り、フェイランは髪の毛をクルクルと弄ぶ
「って、ことは…なに?小鳥ちゃんに自分の存在を知って欲しかったのかしら?海鈴様が小鳥ちゃんに特別な感情を抱き初めてるから、うつった?一心同体だものね」
「まさか、アイツがそうだとしても、俺は違う。俺に選ぶ権利はない。花嫁もな」
「なに中傷的になってるのよ」
「フェイラン、俺はあってはならない存在なんだ。だから、限られてる神しか知らない…裏は裏らしくやっていく」
「裏らしくするなら、海鈴様に迷惑かけるようなことしないの。怒ってるわよ」
「知ってる。見てるからな。せめてもの仕返しだ。もともとは半分は俺だったんだから」
「そう…ね」
その言葉にフェイランは脚をとめ、俯いたと思ったら走りだし、海鈴の前に膝まつく
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