二重人格神様






「あ、そうだ。小鳥ちゃん」


「……ん?」


え、な、なに?


「いい忘れてたことがあるの」


「え?」

「勘違いしてるみたいだから言っておくけど…俺、男だから」


「……………」


「それだけよ?それじゃあ」


「………」

…………



「……………」


長い長い、沈黙がながれポツポツと傘に雨の音が響き


ズルッとボストンバックが落ちる




う、うそ………



じょ、女性じゃないの?


あの人…男だったの?




あんな顔で?だ、だって…話し方だって…女の人………って、まさか




「………おかま」













それから、私はしばらくその場所から動くことが出来なかった――…