「全く…あぁ、なんか、めんどくさいな」
「…っ」
めんどくさい…
わかってるよ。そんなの、思われたって仕方がない
そうゆうことを、私はしたんだもんっ
でも、そう言われると胸が痛いよ
「…うっ」
「泣くな。うざい」
「…っ」
冷たい声、冷たい言葉
な、なにも、そこまで言わなくても、いいのにっ
想像以上に冷たい言葉に涙をぬぐい彼をみつめると………
「…あ」
「ひでぇ、顔」
「……っ」
私を見つめるその瞳に身体が震えた
海鈴、さん?
たまに海鈴さんから感じる冷たい雰囲気、恐怖と嫌悪感
前に何回も感じた感覚…が、私を襲う
「……っ」
「お前さ、何も分かってないな」
ククッと肩を揺らし、意地の悪そうに口元をニヤつかせ結ってある髪をほどく
「悪い花嫁には、少しお仕置きが必要だな」
「…ぇっ?」
な、な、にを言って…
「海鈴…さ……きゃっ!」
ドンッと背中に硬い感覚がしたかと思えば目の前には海鈴さんがいる
「や、やだっ!…何してるんですかっ!」
「押し倒してる。見てわからないのか?馬鹿だな」
そ、そう言う意味じゃない!
腕をしっかりと捕まれ、私の上に股がる海鈴さん
「は…離れて、下さいっ」
なんで、いきなりっ
いつもの、口調より乱暴で瞳も怖い
やっぱり。また、この海鈴さんだ……数日前に見た、あの時と同じ
海鈴さんだけど、海鈴さんじゃない
よく、わからないけど、そんな感じがして
「……っ」
唇を噛みしめ顔を反らせば顎を掴まれ無理矢理に視線を絡ませる
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