「どうやら、彼女は随分と酷い傷をおったようだ」
「…………」
男の台詞に海鈴さんはぎゅうと手を握ると、動揺を隠すように微笑む
「そう、か。私の花嫁を助けてくれたこと、感謝するよ」
「感謝?別に礼はいらない」
「…………」
「それよりも、私は君に一言言わなくてはならない」
「…?」
「襲われたことも、そうだが…彼女は、いのりは君のせいで身体も心も傷付いた」
「…え?ちょっ、あのっ」
何を言っているの?
彼の服を引っ張るもの彼は私を見ようとしない。彼はただ、海鈴さんを冷たく睨み腰にある刀を抜き海鈴さんに、向ける
「君の秘密をしり、彼女は傷付いた。そして、奴等に襲われ…いのりは言った」
「…ちょっ」
「もう、私を殺せばいいと。だから、家族には手を出すなと…お前は…何のために…いのりを傍に置いてるんだ」
「………」
「これ以上、いのりを苦しめ、その口から命を捨てるような事を言わせて見ろ、私が君を…始末する」
「…………あ」
この神様、なんなの?この世界の王である海鈴さんに刀を向け、堂々とそんな言葉を口にする
まるで、海鈴さんより偉い、力があると思わせるような発言に海鈴さんは何も言わずに彼をみつめ、男を睨む
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