「…あっ」
その表情から目が離せなく、ただ、ただ見つめていればライは刀を男に向ける
「いい加減にしろ、貴様、消すぞ」
「…………っ」
「ただの下級の神が俺達に逆らうだと?同情で貴様らを配下に置いてるんだ…邪魔をするなら、この女の前に貴様を始末する」
ライの殺意のこもった言葉に彼は数秒黙りこみ、微笑みながら立ち上がる
「私を?お前がか?それは、面白い」
「あ?」
「止めたほうが身のためだ」
「…てめぇ」
「それより、彼女から離れてくれないだろうか。彼女は生きなくてはならないんだ」
「なんだよ、お前…こいつの味方か?俺達を騙したのか?」
「そうだ。全ては彼女を守るために」
「!?」
そう言うと、男はライの刀を掴み左足でライを蹴ると勢いよくライの身体吹き飛び地面に叩きつけられてしまう
え、何が起きたの?
あまりにも突然で目をパチパチとすれば
ブワッと勢いよく風が吹き抜け、私の前に彼が立つ
「うっ…おま、えっ」
「すまないな…私は、彼女の味方なんだ」
そう言い、そっとフードを外すと金色の髪の毛が揺れ顔をみたライと老人は目を大きく見開く
「な、なんで…こんなところにシャカ様がっ」
「言っただろう、彼女を守るためだ」
「…!」
「去れ、ライ。もし次に彼女を傷つければ…わかっているな?」
「…くっ」
後ろからでも、分かる。ライにシャカと呼ばれた彼が放つオーラは凄い
威圧的で怖くて、殺意があり睨まれたら失神してしまいそうな空気にライと老人は諦めたように頷く
「わかり、ました…シャカ様」
「……………」
その言葉を最後に2人は足早に姿を消した
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