二重人格神様





「ええ」


「……」


その表情をみて、分かった。ルーテルさんは海鈴さんを本気で愛しているって


彼女の顔を見れば分かる。人間と同じ…恋してる女の顔をしている…


「でも、まぁ、バレバレよね。海鈴様の花嫁って立場だし、貴方にライバル宣言したものね。恥ずかしいわ。あらためて言われてしまうと」


「……」


「いのりさんは、彼の何処が好きなのかしら?」


「…」


それは…私には答えられない。だって、私は守って貰うために花嫁になった

本物ではないし、別に…好き…なんかじゃない



何も言えなくて、ただ黙る私にルーテルさんあ青い空を仰ぐ



「私は沢山ありますわ。彼はとてもお優しくつて強くて美しい」


「…」


「困っている物をほっておけない、慈愛の持ち主…皆から愛されていて…とても、魅力的だわ」



そう言うと、ルーテルさんが私に近付き潤んだ瞳で私を見つめる


「あのね、正直に話して欲しいんですけど…いのりさんは、海鈴様とどこまでの関係なのかしら


「…!?」


思いもしない質問に彼女をみる