「そう言えば、いのりさんは深界の歴史とか天界について、どこまでご存知なのかしら?人間の花嫁ですから、詳しくは知らないかもしれませんが、歴史などは海鈴様から教わったのよね?」
「…え?」
この世界の歴史?
「あ…それは」
「あら、ご存知なくて?花嫁ですのよ?」
目を大きく開き驚いたように私を見つめる
う、そう言われても…私は期間限定なわけださし…最低限のことは教わりたけど、詳しくは知らない
言葉に詰まる私に可愛いルーテルさんは手をはなしサラサラの髪をすき耳たぶを嬉しそうに触る
「そうですの。きっと海鈴様はお優しいから…ゆっくり教えていくつもりですのね」
「あ…はは」
「もしかして、他の界の話しも…ご存知なくて?」
「いえ、それは習いました。四人の王がいると」
「そうですのね。なら、歴史についても学んで損はないわ。ね?アレス」
「…」
ルーテルさんの問いかけにアレスは数秒間をおき、渋々うなずく
「それは、そうですが…」
「なら、私が教えても構わないわね?」
「え!そんな、大丈夫ですよ。ルーテルさん」
「大丈夫じゃないわ。海鈴様の花嫁として歴史くらい学んでもらわないと、彼に見初められるために頑張っている私達の立場がないですもの。たたでさえ、海鈴様はいのりさんを気に入ってるみたいですし」
そんな、ことは…ない、よ。ただ、からかわれてるだけだよ
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