二重人格神様




「えーと…」


「……」


うっ、そんな目で見ないで欲しい。完璧に私が悪者だ


「えっと、じゃあ…一緒に行きましょう…」


「え!よろしいの?」


うつむいていた顔をあげ、満面の笑みを浮かべると、隣にいたアレスが小声で口を開く



「いのり様、いけません…ルーテル様とは…」



「だ、だって、なんか悪いよっ」


私だって、よくないって言うか…前のことがあるから、内心まよう


で、でも、あんな顔をされたら良心がいたいし…



「大丈夫だよ。アレスがいるし…ルーテルさんは私には何もしてきてないから」


「……………」



私のその言葉にアレスは何か言いたそうな表情をし、すぐに顔を引き締める