なんなのよ、海鈴さんってば…
相変わらずの理解しがたい行動に、立ったまま黙っていると海鈴さんが振り向きクスリと笑う
「何か疑問だらけって顔だね」
「…え?」
「ここに来たのが意外だった?」
「…は、はい。まぁ」
「そうだろうね。でも、僕はねこの場所が結構好きなんだ」
「…………」
「ほら、座って。逢い引きしてるんだからもっと近くに来ないと」
再度、ポンポンと隣りを叩かれなんか納得出来ないまま隣りに座ればそのまま肩を抱かれぐっと距離がくなる
「…あっ」
「寒くない?夜、冷えるから」
「だ、大丈夫です」
こんな状況で、寒いわけないよ。海鈴さんが傍にいるんだもん
胸が高鳴り無意識に彼の服を握ると、彼は嬉しそうに頭をなで、また月を眺める
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