二重人格神様






「あ、うん。兄様、ちゃんと仲直りするんだよっ」


「わかってる」


「…っ」


う、うそ…か、海鈴さんと話すことなんてない


「いや、あの、わたしは…いいですからっ」


回されている手をとこうと彼の手に触れると、さらにギュウと私を抱きしめる


か、海鈴さん…っ


「あ、の」


「アレス、グレンを頼んだ」


「はい」


「ちょ、まっ」


待って!そんな言葉を発する前にアレスはグレン君の手をひくと、少しも私をみずに行ってしまった


「…」


そ、そんな…完璧に二人きりじゃん!


「……っ」


昨日と同じような状況にドキドキが増し、一向に離れない腕


な、なんなのよ…


背中から伝わってしまうんじゃないかって、怖いくらいドキドキする


それは、昨日のキスを意識しているからで…


ただ、早く離れろ、そう胸の中で思っていると…


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