「あ!兄様!」
「…っ」
グレン君の顔が更に笑顔になり、名前を叫ぶと小さな足で海鈴さんに駆け寄ると
彼は睨んでいる表情を変えることなくグレン君を振り替えり、そのまま抱き付くグレン君を支える
あぁ、もう…終わりだ。
「………」
い、いや。
でも、こうなったら…いいように考えれば…いい。そうだよ。
日がたつにつれ気まずくなる
だから、ある意味…早いほうがいい…うん、そう思ったほうがいい
恥ずかしい気持ちを振り払い、恐る恐る近づくと海鈴さんは私に視線を向け睨んでいた顔をニコリと変える
「おはよう…いのり。またグレン君と遊んでくれたのかい?有り難う」
「あ…い、いえ」
意識してる私とは違い、いつもと変わらない海鈴さん
まぁ…なんとも思ってないんだろう
意地悪したって、言っていたし…それなのに私は意識してる。なんなんだろう…この違い
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